Diary


2015.1.25(Sun)

かます


海でカマスが釣れている。
釣れまくっている。

という情報を鵜呑みにし、調査に。

夜明けに合わせて潮通しの一番良い場所に入るが、周りには人が全然いない。
この時点でガセネタの気配が猛烈に漂う。

イワシの群れが何度か通るが、カマスの反応は全く無い。

陽が完全に昇っても全く反応は無く、帰ろうと思った途中・・・
湾内に人だかりが・・・

なんじゃこりゃあ!?
全盛期の河口湖か。
というくらいの人の数。

しかも30p級のカマスが釣れているではないか。

なんのことはない。
場所を完全に間違っていたのである。


これはいかん。
ということで・・・
夕方出直し。

カマス用サビキでやっていたおじさんは『深いところじゃないとダメだ』と言っていたが、ベイトは岸際にもいる。
カマスが深場にしかいないとか、そんなわけがない。

フィーディングタイムになり、群れが回ってきた。
なんのことはない。肉眼で確認でいるほど回ってきたのである。

そして・・・やはり釣れるではないか。

秋などの全盛期に比べて、ややスロー気味の動きに反応が良いようだ。


真冬にこれだけ釣れれば、そりゃ釣人も集まるわ・・・。

自作ソリッド6ft+ルビアス1003改
PE0.2号+リーダー3lb+口切れ防止リーダー10lb
2015.1.20(Tue)
15カルカッタコンクエスト


コンクエがだいぶ進化して、14コンクエとして生まれ変わった。
スプール径をアップしたのは見事・・・!
フォールド感も非常に良く、ウエイトもかなり軽くなっている。

カルカッタというリールには非常に思い入れがあり、XTの時代には何度バラして戻したかわからない。
シャフトレスチューンなどいろいろ挑戦したが、スプール径はどうにもならなかった。
小径のほうがブレーキが強く効くので、ベイト初心者な方は投げやすいかもしれないが、そもそも初心者が4万もするリール使わんだろう・・・。

ということで、コンクエはもっと進化して良いリールだったのである。

コンクエストはDCも使っているが、これが案外使いづらい。
デジタルブレーキはセッティングが難しい。

バックラしないように強めに設定されているのか、後半でも結構ブレーキが効いているイメージがあり、伸びない。
(といっても、シャフトレスチューンしたリールと比べるのはかわいそうなのだが。)

伸びないといっても伸びるのだが、ガリガリのセッティングという感じではないのだ。
『誰が投げても飛ぶ』というマイルドなセッティング。

また、コンピューターが学習している?のか、投げるたびに微妙に設定が変わっているような、変なフィーリングがある。

また、壊れると現地では直せないという決定的な弱点がある。


使っていて楽なリールではあるが、決して上手くはならないだろうなというリールである。
(別にキャストが上手くなかろうが飛べば問題無いのだが。)


さて、大幅なモデルチェンジを迎えたコンクエストだが、マスターギアの変更等、巻きに関するフィーリングも改善されたことになっている。
巻きが向上しているということは・・・

ハイギヤにしても巻き抵抗に耐えられるのではないだろうか・・・
などと、誰か考えなかったのだろうか。

どういうことか?
ハイギヤタイプのカルカッタコンクエストである。

15コンクエストHGとかいう感じで登場しないのだろうか・・・。

ハイギヤはロープロリールでいいじゃないか・・・という意見もありそうだが、そもそも丸型リール=ローギヤという発想はどこから生まれたのか?

複数の竿で釣りをすることが多いバスフィッシングでは、リグごとにロッドが細分化されている。

しかし、竿を変えたとたんにリールも変わるのでは、フィーリングが変わるのである。


俺がエリア用ロッド全て同じグリップにしているのは、フィーリングを変えたくないからである。
トーナメントでは、そういう意図で同じメーカーのロッドを使っているひとも多いのではないだろうか。


リールのギヤ比を変えた途端に外装が変わるのではコストが高くなりすぎてどうにもならないと思うが、マスターギアとピニオンを変更すれば良いだけではないのか?

コンクエストハイギヤモデル、俺は欲しい。
2015.1.19(Mon)
トルザイト


勤務地が清水になった。
よく見たら、すぐ近くに巴川があり・・・

こりゃ会社の帰りにチョイ投げして帰れるじゃないか・・・

と考えたのだが、問題は道具だ。

電車での持ち運びを考えると、1ピースはまず無理。

巴川では飛距離は必要ない。しかしショートすぎるとファイトがめんどいので、長さは7フィートくらいか・・・。

この長さで2ピースでベイト。

たぶん売ってないな・・・。
というわけで作ってます。


今このタイミングでロッド製作となると、当然トルザイトという単語が頭に浮かぶ。

発売からまだ1年くらいしか経ってないトルザイト、今のところ致命的な欠点は見当たらないように感じる。 ゴールドサーメットやルビーは、SiCと比べて一長一短な面を持ち合わせていたが、今回のトルザイトについては、基本性能はSiC同等以上とされている。

しかしこのトルザイト、素材が何なのかは公開されていない。
謎である。

富士工業のHPでは、新開発セラミックと書いてあるので、何かしらの焼結物なのであろうが・・・。
トルザイトとは一体何なんだ・・・


富士工業社HPによれば、ビッカース硬さがSiC:22〜24、トルザイト13〜15となっている。
単純に考えると、硬さだけならばトルザイトはSiCに遠く及んでいない。

いくつかの企業サイトでセラミックスの特性について記載されているが、炭化ケイ素(SiC)の硬さはダントツである。

あくまでも参考資料としてだが、京セラ社のHP
http://www.kyocera.co.jp/prdct/fc/list/tokusei/koudo/index.html
によれば炭化ケイ素23.0GPaに対し窒化ケイ素は14.0GPa、ジルコニアが13.2GPaとあることから、硬さについての特性はかなり差がある。
細いPEラインなどを使うと削れると問題になったサーメット(ゴールドサーメット)ですら16.2GPaである。


ただし、表面粗さをSiCの1/5に抑えていることと、断面形状の工夫で滑りが向上しているということであるので、削れる可能性は低くなるかもしれない。
ここは気になるところである。

リングそのものの色と高強度で粘りがあるという特性は、ジルコニアっぽい雰囲気があるが正直わからん。


富士工業社の資料だと熱伝導率はSiCが60W/mK、トルザイトは27W/mK。
ジルコニアの熱伝導率はもっと低い気がしないでもない。


ダイワのAGS登場とともに現れたトルザイト。タイミングは偶然かもしれないが・・・。
ゴールドサーメット登場のときのように、しばらく経って問題点が発覚する可能性もある。
(といっても、ゴールドサーメットは用途をしっかりと考えれば非常に有効なアイテムだった。なんでもかんでも搭載しまくったのが失敗。)

とはいえ、本当に謳い文句のような最強ガイドリングだったとすれば、AGSはかなり不利な状況に陥るのは必至。
フレームをどんなに硬く軽量化しようとも、リングが劣っているのではどうにもならないからである。

AGSのフレームにトルザイトリングを入れた商品が出てくれば話は別だが、そんなもんが簡単に登場するとは思えない。
長年ガイド市場のシェアの大部分を占拠してきた富士工業社がみすみすその地位を明け渡すようなことをするとは思えないからである。

今後の動きに注目だ。


エリア用ロッドへの搭載について気になるのは今のところ1点。
リングの肉薄化と滑り向上に伴い、ガイドそのものの大きさを小さくできる・・・がゆえに、凍るのではないかと。
特にトップガイドだが、口径を小さくすると非常に凍りやすい。
冬の釣りが多いエリアでは、結構重要な問題になる。

小口径&軽量化が最大のメリットになりうるだけに、どちらを選択するか難しい。

2015.1.15(Thu)
2015EXIST


イグジスト2015の情報がチラホラ出てきているみたいですね。
やはり気になるのは1000番台ですが・・・

新モデルでは1003はなくなり、1025に。

というわけで比較表を。

アイテム巻取り長さ
(cm/
1回転)
ギヤ
自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量
ナイロン
(lb-m)
標準巻糸量
PE
(号-m)
ベアリング
メーカー希望
価格(円)
1003(旧)594.815522-150,3-1000.3-120,0.4-10012/175,000円
1025(新)604.816522.5-100,3-750.3-90 / 0.4-7512/175,000円


ハンドル巻き上げ量が1センチ長くなっているのが謎。
スプールもしくはスプール溝の大きさが微妙に変化したのか・・・?

糸巻量は少なくなっている。
といっても、これはあくまでも参考程度と考えたほうが良い。実際にDAIWA製の糸を巻くなら良いのだが。

本体重量が10gも増えている。

ボディの素材は謎。
といっても、一度ザイオン(樹脂)で作ったものをマグネシウムに戻すことはないだろう。(※1000番台は2世代前のEXISTからザイオンボディだったかも。)

ボディ形状はもちろん変化しているが、内部構造がどの程度変化したかは不明。
基本的に、REAL4を継承しているのは間違いないと思うので、根本的な構造は同じではないかと思われる。

エンジンプレート(ハンドル部分の板。リアルフォー用のギアの蓋。)は、もしかすると前のEXISTと同じ形状かも。
これは正確に計らないとわからないが、画像で見る限り非常に似ている。

値段は75,000円で同じ。
はっきり言って高いが、フラッグシップたるもの『買えない』ことに意味がある。
そんな簡単に手に入らないからこそ、憧れも強まるものであろう。

今まだあるのか分からないが、二代前のEXISTに付いていた革ケースとか、正直何に使うかわからん。あんなもんいらんから安くしてくれ・・・と思う(笑
しばらく保存していたが、結局捨てた。

ドラグについては、別モノになったようなので興味深い。
ただ、イグニスタイプRやプレッソには先行して搭載しているようなので、そのあたりのインプレッションで『ドラグがすげえ』みたいなこと書いてるひとがいれば、効果があるのだろう。

スプールについては、素材が変わったのではないかと思う。
※これが全体の重量アップの原因では。

画像でしかわからないのでアレだが、スプール下部の丸穴デザインが、ドリルで切削(穴開け?)した後に面取りしたような形状になっている。
質感も、なんとなく金属っぽい。


ハンドルノブがザイオンの変な肉抜きタイプになっているのは失敗ではないかと思う。
高級リールのハンドルノブに、なぜベアリングが二つも入っているか考えてほしい。

ノブの中間部分を全部肉抜きしてしまったことにより、シャフトに指が当たるようになってしまった。
シャフトは当然回転しないので『回らないものをつまみながら回している』状態になる。

類似のノブが他メーカーから発売されているが、そちらは肉抜きしてもシャフトそのものには触れない構造になっている。

回転性能を重視してEXISTを購入するひと達は、皆ハンドルノブを交換して使うことになるであろう。

通常の釣りにおいて、ハンドルノブを交換しているひとは案外少ないのではないかと思うが、これをやると実はフィーリングがかなり変わる。


ハンドル用のベアリングがマグシールドになれば良かったのだが、これは残念ながら実現されていない気配がある。
ベアリングそのものが小口径すぎて難しいのか、他の理由があるのか・・・。

さらに言ってしまうと、12ルビアス(13ルビアス1003が優秀すぎるため、EXISTの存在感が・・・
軽量を追及するためには、15EXIST+プレッソの純正スプールというのが最強なのかもしれないが、これをやると結構かかるぞ金が。

もしも トーナメントで当たった相手が、15EXIST+プレッソ純正スプール+シルバーナハンドル。
この組み合わせだったらかなり相手したくない。
負けないけど。
2015.1.12(Mon)

あけましておめでとうございます。


なんかずっと放置してましたけど、地道に復活させようかなーとか思ったり思わなかったり。

トーナメント関係の皆さんは、おそらく『死んだ』とか『釣りやめた』とかいろいろ憶測されていることでしょうけども、生きてます。

まあ途中入院したりいろいろありましたけど・・・。

エリアもまた行きたいんですが・・・もはや趣味が釣りというより釣具集めみたいになりつつありまして・・・。
それより何より運転できないのが致命的ですな・・・(´_>`)(笑

まあ・・・地道にがんばります。
今年もよろしくおねがいいたします。